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捕食者なき世界 

著  者:ウィリアム・ソウルゼンバーグ
出版社:文藝春秋
出版日:2010年09月 第1刷発行

あらすじ
生物多様化はなぜ崩壊しているのか
カンブリアの海から都市化する現代へ、その謎を解く


本書は科学ジャーナリスト、
ウィリアム・ソウルゼンバーグが
保全生物学について
20年以上にわたり取材を続けてきた
その集大成である。

食物連鎖のピラミッドを想像して欲しい。
最下層には植物やバクテリア類があり、
中層にはそれを食べる草食動物が、
上層にはそれらを食べる肉食動物が位置する。

そして、私達が食物連鎖の破綻を考えるとき、
まずは植物が枯れ、そしてそれを食料とする草食動物が絶え、
肉食動物もそれを追うようにいなくなる。
下から上へが絶滅のイメージではないだろうか。

だが、現実はそうではないという。
肉食動物の中でもその地域で一番上に位置する
頂点捕食者が生態系の管理を行っているというのだ。

本書にはその実例として
オオカミのいなくなった森、
ラッコのいなくなった海、
ヒトデのいなくなった岩礁、
などが挙げられている。

彼らがある一定数存在することによって
その地域の生態系は保たれる。
彼らが不在となった地域は
食料とされていた種が大量繁殖し
その結果、生態系は食い荒らされる。

現在の世界で頂点捕食者たちは
あるときは大きな肉の塊として、
あるときはライバルとして、
あるときはトロフィーとして、
人間の餌食となり
そのほとんどは存在しない。

シフティング・ベースライン・シンドローム
(基準推移症候群)という言葉がある。
「子ども時代に初めてみた世界は、
親世代から見てどれほど荒れ果てた世界であっても、
その人にとってあるべき世界の基準になってしまうのだ。」

この世界はすでに荒廃しているのだ。

本書にウィリアム・ソウルゼンバーグからの
未来への提案はない。
しかし彼は
「このままいけばどうなるかは分かりきっている」
と言う。

彼はジャーナリストで、
考えるのはこの事実を知った私達ということだ。

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トリセツ・カラダ 

著  者:海堂尊
出版社:宝島社
出版日:2009年11月06日 第1刷発行

あらすじ
カラダの地図を描こう。
自分のカラダはどうやってできているのかな。


自分のカラダについて知っていますか。
僕は知りませんでした。

自分のカラダにメスを入れたらどうなるか
想像をしてみて下さい。

空洞になっているのか、
ぱんぱんに肉がつまっているのか。

食べ物はどうでしょう。

口から入れた食べ物は
どうやって分解されて
おしっことうんこに分けられるのか。

一番身近なものだから
知ってるのは結果だけなんです。

自分のことだからちょっとくらい知っておきたい。
そういうときこそこの本です。

ところで、この作者名に見覚えはありませんか。
現役医師作家として有名になった
「チーム・バチスタの栄光」の海堂尊さんです。
好きな方も多いんじゃないでしょうか。

「これ1冊で、カラダのすべてがざっくりわかる。」

この本を読んで僕はどうやって自分が生きているのか
少し分かった気がしました。

難しい意味ではなくて、具体的にモノとしてです。

それって気分のいいものです。

■海堂尊の作品

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タイトルについて 

私の家は父系母系共に、何故か男性は皆本が好きでした。
鞄の中には必ず本があり、テレビを観ている横には読みかけの本が置かれ、
寝る前には本を読み、トイレや風呂に本を持ち込むのは当たり前です。
あの本、その本が、面白いという話題は不思議と少なく
今読んでいる本が終れば本屋へ行き、新しい本を探し
ただ淡々と本を読んでいたように思います。

女性はというとあまり本には興味がなく、
そんな様子をみて

「本が空気のようだ。」

と言ったそうです。
本は酸素みたいなものでなければ生活していけない、という意味です。
タイトルはこの故事に由来します。

私も御多分に洩れず本好きになってしまいました。
毎日、沢山の本を消費していく中で
その時の感動や、考えたこと、長くは残らないものを
少し勿体無いなと思うよりになりました。
それらを残すために備忘録を作っておこうと思います。

書評という形式になっていくとは思いますが、
専門的な知識や、深い造詣があるわけでもなく
本好きが語る、本についての感想です。

知識の偏りや、勘違い、誤字脱字など散見することになると思いますが、
どうぞ宜しくお付き合いお願い致します。

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