スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

プラネテス 

著  者:幸村誠
出版社:講談社
出版日:2001年01月20日 第1刷発行

あらすじ
舞台は2074年、八郎太は宇宙で
デブリ(ゴミ)回収業をしながらさらに遠くの宇宙へと憧れを抱く


自分ってなんだろう。
人間ってなんだろう。
生きてるってなんだろう。
宇宙ってなんだろう。
愛ってなんだろう。

この本はそういう
「考えたってしょーがないだろ」系の問題の
のかたまりです。

ですが、デブリや、宇宙飛行士、宇宙船など、
緻密な取材を基にしているであろう丁寧に描かれた宇宙が
物語にしっかりとした骨組みを与え、
読者を余すことなく楽しませてくれます。

今の自分に不満をもったり、
過去に縛られたままだったり、
知らないうちに大人になっていたり、
そんな人たちが登場します。

そんな登場人物が
まるで自分のようです。

読み終わったあとに
心の中をグルグルと掻き回されて
淀んだ部分も、きれいな部分も
一緒くたになってしまったんだけど
なんだかスッキリした感じがします。

第4巻(最終巻)の作者のあとがきが好きです。

「死ぬとか、生きるとか、それらの意味とか、
 宇宙のこととか、戦争のこととか、平和とか、
 かわいいあの子のこととか、
 ケンカ別れしたままの友達のこととか、
 昔やらかした大失敗を後悔したりとか、
 僕の脳ミソはだいたいその手の
 『考えたってしょーがないだろ』系の問題で
 いっぱいいっぱいです。
 (中略)
 そんな僕につける薬はあるんでしょうか?
 あるんでしょうかってば。
 ないならせめて仲間が欲しいです。」

アニメ化されています。
アニメはオリジナルストーリーですが
そちらも面白いですよ。

⇒プラネテス(アニメ版)公式サイト

■プラネテスDVD
■幸村誠の作品

⇒人気ブログランキング:本・読書ブログ
⇒にほんブログ村:書評・レビューブログ
その他の書評ブログはこちら。

スポンサーサイト

G戦場ヘンブンズドア 

著  者:日本橋ヨヲコ
出版社:小学館
出版日:2003年03月 第1刷発行

あらすじ
町蔵と鉄男、
漫画を中心に二人の繋がりを描く。


日本橋ヨヲコの作品は読者に青春の火を灯す。

本作は漫画を題材にした作品だが、
主題は漫画ではなく「戦友」である。

二人の青年が若さ故に悩み苦しみながら
前を向いて生きていこうとする姿を描く。

彼女の作品に共通するテーマは「必死に生きること」だ。
彼女は負けたり、挫けたりすることを否定しない。
それでも、卑屈になるな、諦めるなと訴え掛けてくる。

日本橋ヨヲコには、
漫画家という形容がよく似合う。

彼女の作品はその作風とは違い
論理的に構成されている。
それは作品の主題、ページの構成、
ひとコマに込める情報、線の一本の引き方にまで
徹底されている。
(詳細は月刊IKKI 2004年11月付録日本橋メソッド)

本作はそんな日本橋ヨヲコの到達点だ。

以前の作品にも片鱗を覗かせていたが、
まだまだその形は荒く、不安定だった。
今作では余分なものは削ぎ落とされ、
必要なものだけで構成された内容が
作者の気持ちを真っ直ぐにぶつけてくる。

彼女の作品をその熱さのあまり、
苦手とする人も多いだろう。
演出を在り得ないという人もいる。
だが、出来ればこの漫画は斜に構えたり、
冷めた目で見ずに正面から読んで欲しい。

そうすれば、彼女の火は読者の中へ
必ず燃え広がるはずだ。

彼女の作品は全て同じ世界の出来事で
他の作品のキャラクターが度々登場します。

今作には「プラスチック解体高校」
のキャラクターが登場しています。
こちらと合わせて、
よりディープな日本橋ワールドを楽しんで下さい。

⇒日本橋ヨヲコ公式ウェブサイト

■プラスチック解体高校
■日本橋ヨヲコの作品

⇒人気ブログランキング:本・読書ブログ
⇒にほんブログ村:書評・レビューブログ
その他の書評ブログはこちら。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。